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2016年11月28日月曜日

山梨県最古の温泉に入ってきた

Posted by at 23:58:00 Read our previous post

11月の勤労感謝の日、若干紅葉が残る中央道



石和温泉を抜け、もも畑がひろがる



古い民家が密集する狭い道路、川沿いにあるこの旅館は山梨県最古の温泉らしい




巨大なイチョウが目印の旅館だが、どうやらこちらではなさそう


そのとなりにあるかなり年数の経ってるこちらがその旅館のようだ。

どうやらここ岩下温泉旅館は山梨県最古の温泉がある旅館として有名で、巨木のほうはここの新館となっている

今回はその温泉に入るために来たのだが、日帰り入浴は旧館のほうのみ。駐車場は新館裏に5〜6台あるかな

県内最古ということだが、いつからここがあったのかというと共同浴場だった温泉を1875年(明治8年)に温泉旅館としてスタートというから、旅館として140年ちょっと、共同浴場としてはさらに前からになる。


入口は年代を感じさせる作りだが、すぐ横に公衆電話があるところが、微妙に昭和の雰囲気がでてるところ。入浴のサイネージのフォントがポップな感じ(というか若い娘が書くような文字)なので、ほんとに古い建物がレトロっぽく作られたかのような印象を受けたw


人の気配がないまま引き戸をあけると、女将がいらっしゃった
あらかじめ電話をしておいたので、到着する頃に待っててくれたらしい


建物の中も古い感じ。ただ、なんどかリフォームをしているのか、40年くらい前にはやっていたような壁の作り、欄間、板張りの床(フローリングとは言わない)。。。
うちのじーさんばーさんちを思い出した


受付カウンターの奥はカフエになってるらしい。奥にはふるくてきょだいなラヂオがあった

入湯料500円を払い、風呂場へと。。。


風呂場側からの写真だが、廊下がとてもレトロ。照明も暗めになっていて落ち着いた空間なのだが。。。


このレトロに不釣り合いなド派手なアートが飛び込んでくる

とりあえず、本題のお風呂へ


廊下をすすむと数段の階段があり、その上にシースルーのついたてが。どうやらついたての向こうが女湯、手前が男湯らしい。写真右側に見えているのは後で紹介する源泉となる


男湯の脱衣所。昔のままというくらい作りが古い。よく手入れがされていてホコリっぽくないところが、作られたレトロ感に見えてくるな。廃墟とは違う


いっぽう、女湯の脱衣所は段差があり、広めになっている。かごも男湯の樹脂製と違って籐で編んだようなものだ。トイレもついている


風呂は男女とも同じ作りになっていて、奥が40度くらいでここがメイン、手前が30度くらいのほとんど水風呂に近いぬるま湯となっている。


洗い場はシャワーなし。ただ、シャンプー類はおしゃれな現代的な感じでそのギャップがおもしろい


洗い場の反対に、一応シャワーがついているのだが、蛇口をひねると、どうやら源泉がでてくるのか冷たくて浴びれたものではなかった


脱衣所と廊下をはさんだ反対側に降りる階段がある。ここを降りると岩下温泉の源泉の浴場がでてくるのだが。。。


一見するととても広くてゆったり入れるように見えるのだが、湯温はなんと28度
これはあったまるという温度ではない。スパ銭のサウナのよこの水風呂より少しぬるい程度で夏場でも浸かっていると唇がむらさきになるだろう


源泉と内風呂を行き来するときに気づいたが、脱衣所の壁に風呂の入り方が書いてあった

  1. 水を飲む
  2. 奥の温かい風呂で身体を温める
  3. タオルを巻いて源泉(霊場)へ行く
  4. 脇に手を挟む(意味不明)
  5. 戻ってきて温める
を何度もやるらしい。交互湯で血流を良くするということだな。

内風呂は小さいのでそれほど人数は入れないが、人がいなければゆったりとできる


。。。が!

これだけでは終わらないのがこの温泉



おわかりかと思うが、脱衣所までのアプローチの部分でも男湯を通り越して女湯がある。また、男女の内風呂には壁はあるものの高さは170cm程度


背伸びをしなくても向こうが見えてしまう、清々しいくらいの開放感!ここまでくれば遠慮は言わない。セミ混浴の状態だったのだ!


内風呂に限ったことではない。廊下から男女の源泉が見えるのでわかると思うが、階段を降りるときに女湯からは男湯は丸見えwww

もう、この際、裸族になって完全混浴にしてしまえばいい

たまたま、客がうちらだけだったので良かったが、グループで来たりカップルで来て、他に客がいたら、丸見えになるので気になる人は普通に新館に泊まったほうが良いかなw

普通は気になると思うが。。。


で、お風呂自体は良かったのでゆっくり浸かり、ここの2階に休憩室があるということが階段に書いてあったので上がってみた


いたるところにあるアンティークデバイス。手動の送風機はすごいなw安全装置なんて概念がないから回したら凶器となるww


まぁ普通の座敷だな。。。


と、思ったらここにも1階の廊下同様、不釣り合いなアートが!

昭和のレトロに現代アートがうまくミックスしているような感じもするが、建物が昭和40年くらいなので若干アンマッチなところがあるな。戦前くらいの建物ならもっと古臭さが出ててギャップがいいかもしれないと思った。


あちこちに同じアーティストの作品が展示されていて統一感がいいなと思ってたんだが、帰る間際にその意味が判明

※2016/12/20までなのでリンク切れ注意

三枝ヒロコというアーティストの個展をやっていたんだな。テキスタイルのデザイナーということで、俺的にはテキスタイルとかグラフィックデザインとか、こーゆースタイルはとても好きなんだよね

で、なんで三枝ヒロコさんの個展をここでやってるのかというと、この旅館の若女将と同級生だったということなんだと。個展だから期間が終われば昭和中期の古臭いだけの旅館に戻るのが残念な気もするんだけどな。2,3点は残しておいて欲しい


そんなかんじで、不思議な空間とオープンなお風呂で居心地はとても良かったかな

次回は新館に泊まりに来たいw




でも、山梨だから泊まるならオートキャンプ行っちゃうよな。。。



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